生活習慣病の予防
ウォーキングは「有酸素運動」として
急激な活性酸素の増加を防ぎながら
効率よく健康にアプ ローチができる運動です。
⽇本の死因の三⼤疾患とされている
⽣活習慣病のほとんどは
運動不⾜と⾷習慣からくるため
その運動を⽇常⽣活から意識することで
⽣活習慣病の予防と改善に⼤きく影 響していきます。
まずは
⾎圧・⾎糖値・尿酸値・コレステロール値をあげないために
正しい歩き⽅を学んで
実践していただくことが⼤切です。
マインドケア
正しく歩き体内の⾎液の循環を促進することで
⾝体の各器官をコントロールしている⾃律神経 の働きを良くします。
また⾃然を感じながら歩き
五感(視覚・味覚・嗅覚・触覚・嗅覚)を刺激していくことで
副交感神経を優位にさせる効果があります。
季節や⼤気の⾹りを感じながら
ゆっくりと⼀定のテンポで⾃然をみながら歩くだけで
⽇常⽣活のストレスから解放され
⼼⾝共にリラックス状態を保つことができます。
更に太陽のもとでウォーキングを⾏うこ とによって
セロトニンの分泌が促進され
より安定した精神状態を保つことができます。
血流アップ
⾎圧の変化には
1⼼臓から⾎流を送り出す⼒(⼼拍出量)
2⾝体を巡っている⾎液の両(循 環⾎液量)
3⾎液のドロドロ具合(⾎液の粘着度)
4⼤動脈の弾⼒の強弱(⾎管年齢)
5末梢⾎管に⾎液が流れる際の抵抗⼒(末梢⾎管抵抗)
の五つの要因が密接に関係していま す。
この要因が崩れて⾼⾎圧になると
⼼疾患や脳⾎管疾患を起こしやすくなってしまいます。
ウォーキングのような適度な運動は
⾎液内の糖と脂質をエネルギーに変え
燃焼する役割を担っ ており
⾎液循環を促す効果をもっています。
また⼼臓から遠い
⾜裏・ふくらはぎの筋⾁を使うこ とによって
⾎液の循環を助けポンプの役割を果たしてくれます。
そのため全⾝の⾎流アップに 効果的に役⽴ちます。
心肺機能の向上
ウォーキングは⼼肺機能に密接に関わっている
呼吸筋を鍛える事ができる運動です。
呼吸筋とは
息の呼気・吸気を動かしている肺の筋⾁のことで
「肋間筋と横隔膜」の事を指します。
階段の上り下 りで息が上がってしまうような⽅は
肺機能が低く呼吸筋が弱い⽅が多く⾒受けられます。
この呼吸筋は⾚筋(持続性の⾼い筋⾁)と呼ばれる
筋⾁の割合が多いためそれを鍛える為には
有酸素運動が最も効果的とされています。
ウォーキングを始める前に
胸部のストレッチ(呼吸筋を動かしやすくする運動)
を⾏い
「吐く」意識を持って歩くだけで
⼼肺機能の向上に効果的にアプローチしていきます。
骨粗鬆症予防
⾻粗鬆症の予防にはまず⾻を強くすることが肝⼼です。
⾻を強くする=⾻密度や⾻質をあげるためには
⾻の循環を上⼿に回してあげなくてはなりません。
そのためには
1⾻への衝撃
2カルシウムの摂取
3ビタミンDの摂取
が必要になっていきます。
ウォーキングは直接⾻への衝撃を与 えるため
⾻へ直接アプローチできる運動です。
踵からしっかりと
踏み込む正しい歩き⽅で⾻粗鬆症を防ぎます。
脳の活性化
アルツハイマー病や認知症は
脳の⾎流が悪くなり酸素量が減ることで
動脈硬化や脳細胞の破壊が起こり
発症する病気とされています。
予防として体内の⾎流内の酸素の運搬を
スムーズにすることが⾮情に有効です。
ウォーキングは⼿と⾜・⾝体全体を動かす運動なため
脳からの神経伝達を活発にさせ
記憶⼒の上昇にも効果的とされています。
最近は若年層の記憶⼒の衰えも⽬⽴ってきているため
性別年齢問わず皆様に
取り入れていいただきたい運動がウォーキングです。
ボディメイク
ダイエット⽬的で
ウォーキングをしている⼈はよく⾒かけますが
実は脂肪燃焼にも効果的なのがウォーキングです。
ウォーキングは有酸素運動なので
糖質・脂質の燃焼に効果的です。
またランニングの様に急激な活性酸素の上昇をせずに
代謝を上げていく運動なため⾝体の酸化を防ぎながら
効果的にボディメイクにアプローチができます。
尚、ボディメイクとして効果をあげるためには
フォーム・歩数(距離)・速度を意識して歩くことが⼤事です。
誤ったフォームで歩き続けると
⾝体や関節の不調に繋がるため注意しましょう。
週2回1時間以上のウォーキングを⾏うよりも
毎⽇30分のウォーキングを⾏った⽅が
ダイエット効果は⾼いとされています。